停電時に必要な発電機の選び方と種類
停電したら使えなくなるもの
停電したら、電気が使えなくなります。そのため、テレビやエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、照明、スマートフォンやパソコンなど、普段当たり前に使用しているものが、急に使えなくなります。
使う環境によって、選ぶ発電機は異なります
発電機は使用する環境によって選ぶ必要があります。以下では、失敗しない発電機の選び方と比較のポイントを紹介します。
2-1. 失敗しない発電機の選び方、比較のポイント
1. 使用する環境
使用する場所によって選ぶ発電機は異なります。屋外で使用するのか、屋内で使用するのか、どの程度の騒音レベルが許容できるのか、排気ガスが出てもよいのか、などを考慮しましょう。
2. 持ち運びやすさ
移動性がある発電機は、防災用としての重要なポイントとなります。重量や形状を比較し、手軽に運べる発電機を選びましょう。
3. メンテナンスの手軽さ
発電機は定期的なメンテナンスが必要です。定期点検やオイル交換が容易にできる発電機を選ぶことで、長く安心して使うことができます。
4. 使用する家電の「起動電力」よりも出力の大きい発電機
使用する家電製品の「起動電力」を把握し、それを上回る出力を持つ発電機を選びましょう。また、長時間連続して使用する場合は、消耗品の購入や燃料代も考慮して選びましょう。
4種類の発電機の仕組みと特徴
以下では、4種類の発電機について、それぞれの仕組みと特徴を紹介します。
3-1. ガソリン発電機(小型)
ガソリンを燃料として使用し、エンジンの回転力で発電するタイプの発電機です。一般的に、発電機の種類の中で最も出力の大きいものです。短時間で大量の電力を発生させることができます。また、移動性が高く、持ち運びやすいため、アウトドアなどでも活躍します。しかし、エンジン音が大きく、排気ガスを出すため、使用環境によっては注意が必要です。また、定期的なメンテナンスが必要です。
3-2. カセットガス発電機
カセットガスを燃料として使用し、熱を発生させ、それをエネルギーに変換するタイプの発電機です。ガソリン発電機に比べて小型軽量で、取り扱いが簡単です。また、排気ガスが出ないため、室内でも使用することができます。ただし、出力が小さく、長時間使用する場合は燃料の交換が必要になります。
3-3. ソーラー発電機
太陽光をエネルギーとして利用するタイプの発電機です。太陽光を取り込んで発電するため、エネルギー源が自然光であるため、環境に優しく、無音で使用することができます。また、充電式のものが多く、電力が切れた場合でも太陽光を利用して充電ができます。ただし、天候に左右されるため、天気の悪い日や夜間は充電ができません。また、出力が小さいため、大型家電の使用はできません。
3-4. LPガス発電機
液化石油ガス(LPガス)を燃料として使用し、熱を発生させ、それをエネルギーに変換するタイプの発電機です。ガソリン発電機に比べて排気ガスが出ず、静かに使用できるのが特徴です。また、LPガスのタンクを交換するだけで簡単に燃料を補給できるため、長時間の使用にも適しています。しかし、ガソリン発電機に比べて出力が小さく、重量も重いため、移動性が低く、大型家電の使用はできません。
まとめ
発電機は、停電時やアウトドアなどで電源が必要な場合に便利な防災グッズの一つです。しかし、使用環境や使用する家電によって選ぶ発電機は異なります。ガソリン発電機は出力が大きく、移動性が高いが、排気ガスが出るため使用環境に注意が必要です。カセットガス発電機は、小型軽量で取り扱いが簡単ですが、出力が小さいため長時間使用する場合は燃料の交換が必要です。ソーラー発電機は環境に優しく、無音で使用することができますが、天候に左右されるため注意が必要です。LPガス発電機は、排気ガスが出ず静かに使用でき、燃料補給も簡単ですが、出力が小さく重量も重いため、移動性には欠けます。使用する環境や家電に合わせて選ぶことが大切です。